「ちゃんと洗ってるのに、なんで頭にニキビができるの?」


そう思いながら、薬用シャンプーを買い替えてみたり、皮膚科に行こうか迷ったり…。
それでも治らない、そんな“こじらせ頭皮”に悩んだことはありませんか?

実は筆者も、

  • 後頭部にいつもできる赤いポツポツ
  • 髪をかき分けると出てくる謎のしこりニキビ
  • シャンプーは優しいのに、なぜか治らない

という状態が続いていました。


でもあるとき、「これ、乾燥も原因かも」と思って化粧水をつけてみたんです。
すると、不思議なことに数日で赤みが引きはじめ、かゆみと炎症が落ち着いてきた感覚が。

頭皮も肌。顔と同じように、洗うだけじゃなく“潤す”ことも必要だった――
それが、頭皮ニキビ改善の大きなヒントでした。


この記事では、

  • なぜ化粧水が頭皮ニキビに効いたのか
  • 実際に使って変化があった化粧水の紹介
  • 使い方・塗り方のポイント
    などを、実体験ベースでわかりやすくお伝えします。

「もう洗うのは十分やった」
そう感じている方は、“与えるケア”のはじめどきかもしれません。

 なぜ化粧水?頭皮に“保湿”が必要な理由


頭皮ニキビの対策というと、まず「洗う」ことを思い浮かべがちです。
皮脂を落とす、毛穴を清潔に保つ、それ自体は間違いではありません。
でも――

洗っても治らない頭皮ニキビの原因、それは“乾燥”かもしれません。


🔍 頭皮も肌。乾燥すれば、バリア機能は落ちる

頭皮には皮脂腺が多く「ベタつきやすい」と思われがちですが、
洗いすぎや紫外線、整髪料の影響で乾燥している人は意外と多いです。

乾燥するとどうなるかというと、

  • 肌のバリア機能が低下
  • ちょっとした刺激で炎症を起こしやすくなる
  • それを守ろうとして皮脂が“逆に”増える
  • → 毛穴が詰まり、菌が繁殖 → ニキビ化

つまり、「ベタつく=皮脂が多いから洗えばいい」は短絡的。
乾燥してるからこそ皮脂が出ている“インナードライ”状態も多いのです。


💡 化粧水=潤すことで“防御力”を取り戻す

そこで化粧水の出番です。
洗ったあとに潤いを補ってあげることで、頭皮は落ち着きを取り戻します。

  • 赤みやヒリつきが減る
  • 皮脂の過剰分泌が落ち着く
  • ニキビになりにくい“穏やかな頭皮”に近づく

もちろん、すべての人に即効性があるわけではありませんが、
少なくとも「洗ってもダメだった人」には、“試す価値のあるやさしい一歩”です。

実際に試して変わった!化粧水ケアのリアル体験


筆者の頭皮ニキビは、ちょっとやそっとじゃ引き下がらない“しぶとい系”。
シャンプーは薬用に切り替え、すすぎもしっかりして、整髪料もやめた。
それでも、後頭部や生え際にできる赤いしこりニキビは、なぜか消えない。

「これはもう、外から落とすだけじゃ無理かも」と思ったときに試したのが、
顔用に使っていた化粧水を、頭皮にそっとなじませること。


🔹 使ったのは“しみない・香らない・安い”やつ

最初に使ったのは、家にあったナチュリエのハトムギ化粧水
無香料・アルコール弱め・肌にベタつかないのがポイント。

洗髪後に、頭皮が乾く前にペタペタと塗布。
ベタつきが気になる場合は、ミスト容器に詰め替えると快適


🔸 3日目:かゆみが減る

あれ?なんか指が無意識に頭に行かなくなった

🔸 5日目:赤みが明らかに減る

炎症が落ち着いてきた感じ。ニキビが育たなくなった気がする。

🔸 10日目:できにくくなった

“またできてる…”という頻度が明らかに減った。


もちろん、個人差はあります。
でも、筆者のように「洗ってるのに、なぜか治らない」タイプの人には、
“潤す”という逆のアプローチが、案外すっとハマることがあります。

 頭皮にも使いやすい市販化粧水3選

しみない・ベタつかない・買いやすい、三拍子そろった優秀アイテム


「顔用の化粧水を頭に使っていいの?」という不安がある方でも安心。
ここでは、頭皮にも使いやすく、実際に口コミ評価も高い市販化粧水をピックアップしました。
選定基準は次の3つです:

✅ 頭皮に刺激を与えない処方
✅ 抗炎症・保湿・鎮静などの成分バランス
✅ 市販・通販で手に入りやすい+続けやすい価格帯


🧴 ① オードムーゲ薬用保湿化粧水

  • 殺菌・抗炎症成分入り(イソプロピルメチルフェノール+グリチルリチン酸)
  • サラッとした水っぽいテクスチャで、頭皮にも使いやすい
  • ニキビ・あせも・肌荒れ全般に強く、“顔+頭”のWケアが可能

💬 使用感
「髪をかき分けて塗るのが手間だけど、しみないし安心して使える」
「頭皮の赤みが落ち着いてきた」「清涼感はないけどそれがちょうどいい」


🧴 ② ナチュリエ ハトムギ化粧水

  • 高保湿で低刺激、超ロングセラーの“とりあえず一本”
  • 無香料・無着色・大容量でコスパ抜群
  • ポンプ式やスプレー容器に詰め替えると頭皮用として◎

💬 使用感
「乾燥とかゆみが落ち着いた」「バシャバシャ使えるのが最高」
「頭皮マッサージ後に使うと地肌がしっとりする」


🧴 ③ アベンヌウォーター(ミストタイプ)

  • 南フランスの温泉水100%。超敏感肌向けのシンプル保湿
  • スプレーで直接地肌に届き、摩擦レスで使えるのが魅力
  • 鎮静・保湿力は高く、肌がゆらいでいる時期にも対応

💬 使用感
「頭皮に直接ミストできてラク」「ヒリつきがあるときでも使える」
「旅行やジムのあとに持ち歩きたくなる一本」


これらはすべて、頭皮にも使いやすい“顔以外OK系”化粧水です。
まずはシャンプー後に1週間使ってみて、
頭皮の赤みやかゆみの変化を感じてみてください。

使い方のコツ|タイミング・量・塗り方のポイント

顔と違って“髪がある”頭皮だからこそ、使い方に少しコツが必要です


化粧水を頭皮に使うのは一見むずかしそうに感じますが、
ポイントさえ押さえれば習慣化も簡単&効果的です。
以下のポイントをおさえましょう。


✅ タイミング:洗髪後、タオルドライのあとすぐがベスト

  • 髪と頭皮の水気を軽く拭き取ったあと、地肌がまだほんのり湿っているタイミングで使うのが◎
  • このとき、化粧水の浸透力が最も高まります。

🚫 完全に乾いた頭皮に使うと、浸透しづらくムラづきの原因に。


✅ 使用量:少なすぎず、滴らない程度にしっかりと

  • 頭皮は面積が広いため、500円玉〜10円玉くらいの量を数回に分けて塗布
  • スプレータイプなら、前頭部・頭頂部・後頭部に分けて1〜2プッシュずつが目安

✅ 塗り方:髪をかき分けて、指の腹でやさしくなじませる

  • 髪を指で分けて地肌を露出させ、直接“頭皮に”つけることが重要
  • 指の腹で軽く押すように、こすらずなじませる
  • 最後に手のひらで頭全体を包むようにすると浸透が促進されます

💡 時間がないときは、スプレー容器に詰め替えると圧倒的にラク
朝の寝ぐせ直しにも兼用できるので、継続しやすくなります。

Q&A|よくある疑問と注意点

頭皮に化粧水ってアリなの?そんな“モヤッと”を解消します


❓ 頭皮に顔用の化粧水を使っても大丈夫?

→ 基本的には 無香料・低刺激・アルコール控えめのタイプであればOK
肌に優しい成分で構成されていれば、頭皮にも問題なく使えます。
不安がある場合は、最初は少量から試し、かゆみや赤みが出ないか確認しましょう。


❓ 髪についてしまっても問題ない?

→ 多くの化粧水は水分主体のため、髪についても特に問題はありません。
むしろ静電気防止や乾燥対策にもなり、髪がまとまりやすくなる効果もあります。


❓ 頭皮に使うとベタつかない?

→ 油分が少ない化粧水であれば、ベタつきはほとんど感じません。
逆に「サラサラすぎてすぐ乾く」という場合は、重ねづけやミストボトルでこまめな使用がおすすめです。


❓ 効果はどれくらいで実感できる?

→ 早ければ数日〜1週間ほどで赤みやかゆみの軽減を感じる人もいます。
ただし、継続的な使用(最低でも2週間程度)が効果実感の目安です。


❓ 化粧水だけで頭皮ニキビは治るの?

→ 軽度の炎症や乾燥が原因のニキビであれば、化粧水だけでもかなり改善するケースがあります。
ただし、しこりニキビや膿を伴うものは、市販薬や皮膚科の診断との併用がおすすめです。

まとめ|洗ってダメなら、潤すケア


頭皮ニキビというと、「皮脂を落とす」「殺菌する」といった“攻めのケア”ばかりが注目されがちです。
でも実際は、乾燥によって頭皮のバリアが壊れ、炎症が起きているケースも多いのです。

そんなときこそ、“潤す”という守りのケア。
化粧水をプラスすることで、頭皮は静かに変わりはじめます。


  • 「洗ってるのに治らない」なら、洗う以外の方法に目を向ける
  • 「皮膚科に行くほどでもないけど気になる」なら、市販の化粧水を試してみる
  • 「継続が大事」とわかっていても続かないなら、スプレー式や大容量タイプで手間を減らす

どれも、小さなきっかけから始められるやさしいケアです。


頭皮ニキビは見えない場所だからこそ、
「誰にも気づかれないうちに」「自分に合った方法で」整えていきましょう。

今日から始める“潤す習慣”、あなたの頭皮が一番よく知ってくれます。