なぜ「情報商材」にハマるのか?
「ネットビジネスをやったほうがいいのか、それともやらないほうがいいのか…」
結論としては、どちらを選んでも構わないし、「詐欺商品ばかり」というわけでもない。
- 詐欺商品
- 実践しない
- 購入時と購入後の認識の違い
これらの様々な要因があるのにも関わらず
「詐欺商品ばかり」と言ってしまうのは
少し乱暴だと思う。
ただし、ノウハウコレクター化してしまうと、
いつまでも結果が出ず、時間とお金を無駄にしてしまう可能性が高い。
本記事では、情報商材を買う前に押さえておきたいポイントを整理する。
「月収○○円」といった魅力的な言葉に飛びつく前に、 参考にしてほしい。
商材のジャンルが明確か?
まず、買おうと思った商材が どのジャンルか明確 であることが大前提。
ライティング、ブログで月収○○円、○○転売、プログラミング、SNSマーケティングなど、
「何をするための商材なのか」がハッキリしていないと、自分に合わない可能性が高い。
- ライティング → 誰に何を売るのか→ターゲットに響くキーワードetc.
- ブログ → ドメイン、サーバー、記事作成、広告設定…
- 転売 → リサーチ→仕入れ→販売という流れを組み立てる。
- SNSマーケティング → フォロワー獲得や投稿戦略。
これらは、行動を完遂して初めて結果が出るものだ。
たとえばコピーライティングを学んだだけで月収が増えるわけではないし、
ブログを立ち上げただけでお金が入るわけでもない。
行動の一連の流れ を踏めるかどうかがポイントになる。
「月収○○円」の言葉に飛びつかない
情報商材のレター(販売ページ)を見ると、
「たった1か月で100万円!」
「コピペだけで月収30万円!」
などのフレーズがよくある。
しかし、そこに 過剰な期待を寄せてしまう と、失敗する可能性が高い。
なぜか?
- コピーライティング:物を売る技術だが、実践して初めて結果が出る。
- ブログ:立ち上げて記事を書いて広告を貼る、というステップが必要。
- 転売:仕入れや在庫管理など、実際の行動が多い。
「月収○○円」だけを見て、
行動のプロセスを軽視すると、
「こんなの思ってたのと違う…」 となってしまう。
曖昧な内容の月収100万などと謳う商材は、 「ハズレのつもりで買う」
質問できる環境があるか?
多くの情報商材は、購入するまで中身がわからない。
それゆえ、「あちゃ~」な結果になるのも日常茶飯事だ。
しかし、せめて 質問できる環境 が用意されているかどうかは確認しておきたい。
なぜなら、
販売者が自分のノウハウを、
購入者が理解できる前提で作っているケースが多い
レター(販売ページ)には
“未経験1か月で100万円”と書いてあっても、躓きポイントが明記されていない
サポートがないまま、専門用語だらけのマニュアルを渡されて終わり
というパターンも珍しくない
もしサポートや質問コーナーがないなら、
自力で問題を解決 しなければならない。
初心者にとっては、それが挫折の大きな原因になるかもしれない。
ハズレを引いても続ける覚悟があるか?
世の中どんなに粗悪な教材でも、成果を上げる人は一定数存在する。
なぜなら、彼らは 「別の価値」 を自然と見出しているからだと思う。
- 買った教材がイマイチでも、そこから使える部分だけを吸収して独自に工夫する
- いろいろな商材の断片を組み合わせて、最終的に自分なりのやり方を確立する
もし自分が 「ハズレだったらやめる」 程度の気持ちしかないなら、
月収○○円の言葉に踊らされる前に、買わないほうがいいかもしれない。
まずは「自分が何をして稼ぎたいのか」を決める
結局、一番大事なのは 「自分がどんな方法で稼ぎたいのか」 を決めること。
「月収○○円」という数字にだけ目を奪われると、
あれこれ商材を買い漁る「ノウハウコレクター」状態になりがちだ。
- ブログで月100万 なのか
- メルマガで月100万 なのか
- 転売で月50万 なのか
- SNSで情報発信をしてコンサルを取るのか
何をするか が定まっていれば、必要な情報が自然と絞られてくる。
逆に、
ブログで100万稼げるんだー!ポチッ
思っていたのと、ちがー---う!ブチィ
俺は
月100万稼げるメルマガ教材を買ったが、ワードプレスとメルマガ設定がわからず挫折した
結論:情報商材はあくまで“道具” 使い方次第で結果が変わる
「ノウハウコレクターの末路」は、
やる前の期待が膨らむだけで、実際の行動が伴わず、挫折を繰り返すことに尽きる。
本来、情報商材はあくまでも “道具” だ。
- 道具をどう使うか は自分次第
- 何をしたいか を決めて、必要な情報だけ買うほうが賢い
- 月収○○円 と言われても鵜呑みにせず、行動プロセスのほうに目を向ける
もし 「ハズレでもいい。吸収できるところを使ってやる」 くらいの覚悟があるなら、
情報商材も有効に活用できるはずだ。
しかし、「これだけ買えば、あとは楽して稼げる」
と思っているなら、 きっと俺と同じ末路に行き着くことになる。
「まず自分が何をして稼ぐのか」を決めるのが大前提。
そこに合った知識を装備することで、
初めてネットビジネスや商材の本当の価値を引き出せるのではないか。
ここから余談。
簡単と言う言葉は、
・全員に当てはまるわけではないということ。
・簡単でも価値は人によって異なる。
これを頭の片隅に入れておくことをお勧めする。
ピアノが弾ける人は、
ピアノが簡単に弾けるのと同じで、
実践においての「簡単」と感じる度合いは、その人の生きてきた過程で決まる。
例えばPCをよく使う人と、スマホだけしか使ったことのない人を比べるとよくわかる。
スマホしか触ったことのない人は、
PCを触ること自体を恐れる傾向がある。
まるで、赤ちゃんの触り方がわからない、
壊れてしまうんじゃないかという不安と似ている気がする。
この時点でコンテンツを作ることにおいてPCが圧倒的に多機能で効率化できるものなのに、
商材の内容以外で不安要素があるということになる。
明らかにこれは、感覚の領域が異なることを示している。
素人でも、「ピアノが弾けるようになりますか?」という問いに対してもちろん、
弾けると答える。
しかし、
挫折しないということではなく、継続するかどうかは、あなたにしか決められないのだ。
簡単と価値
内職を例にするとわかりやすいと思う。
簡単だけど、やる価値に値するかは人によって異なる。
少し話しは逸れるかもしれないが、自分の経験で話すと
「自己アフィリエイトを売る」という行為について、
もちろん、自己アフィリエイトはやればお金になる即金だ。
自分自身も、実行してよく理解できている。
その実績をもとに、商材として売る。
これ自体は簡単だったのかもしれない。
しかし、できなかった。
それは、葛藤があったからだ。
「自己アフィリエイト経験を商材として売る」
これは購入者の単発収入から削る行為だと思った。
自分の中の正義は、
購入者に継続的に利益が上がる、
または、その考え方をもとに営業成績が上がり、利益につながる。
つまり、
継続的価値に対しての報酬は善という考え方を意味する。
しかし、自己アフィリエイトは単発だし、
継続的に利益を上げるには30万のコンサルに繋がなければその人に継続はない。
この考えから
簡単と価値観が一致しないことによって葛藤が生まれた。
※実際は、自己アフィリエイト売るは1例に過ぎず、
販売スキルを上げるという価値がそこにはあった。→とても反省している。
↑これが、クズ商材でも成果を出す人の視点なのかもしれない。
内職も
簡単な作業と時間と報酬が
自分の中で
一致しないことの葛藤で嫌になる。行動できなくなる。
というメカニズムだと思う。
是非、
購入した商材がハズレでも、カニの爪を食べるように
ほじって、しゃぶって、隅々まで活かせることはないか?
と考えてみてほしい。